ISO/DIS45001:2016「労働安全衛生マネジメントシステム-要求事項及び利用の手引」の発行
<追加情報(2016年5月24日)>
ISO/DIS45001は、メンバー国による投票の結果が2016年5月16日に公表され、DISとして承認することが否決されました。
今後はDIS-2の作成、メンバー国による投票が再度行われるため、ISO45001の公表は2017年第3四半期に遅れることになると思われます。
ISO45001は、2016年第4四半期もしくは2017年第1四半期に発行予定です。
【1】ISO45001とは
労働災害の発生は、従業員の生命と健康を損なうばかりでなく、企業経営上の大きなリスクになっています。労働災害のリスクを除去、低減するには、法規制を順守することは当然ですが、それだけで十分であるとは言えません。こういった労働安全のニーズから、企業の自主管理責任を基本理念とする労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)の国際規格OHSAS18001が制定されました。
現在、労働安全衛生マネジメントシステムのISO化の作業が進んでおり、国際規格原案となるISO/DIS 45001が2016年2月12日に発行されました。
ISO/DIS 45001が要求する労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)は、PDCA(Plan-Do-Check-Act)の基本的な仕組みなどOHSAS18001と共通することも多くありますが、より有効なマネジメントシステムを目指して、組織の状況の把握(4章)、リスク及び機会への取り組み(6章)、OHSMSの運用管理(8章)などが強化されています。
また、ISO9001(品質)やISO14001(環境)などと同じ構成(章立て)を採用しており、他のマネジメントシステムとの両立性を高めています。
【2】ISO/DIS 45001規格要求事項
|
|
【3】ISO45001認証取得をお考えの企業様へ
認証取得のメリット
労働安全衛生リスクを除去、低減します。
1. 労働安全衛生水準の向上
2. 労働生産性の向上(労働災害による欠勤の減少)
3. 従業員の安全意識の向上
4. リスクを想定した経営管理体制の構築
5. 潜在的リスクの軽減による事故発生の減少
6. 労働災害によるコスト負担の低減
7. 緊急事態への対応力の向上
8. 企業イメージの向上(顧客からの信頼の増加)
9. 他のマネジメントシステムとの効率的な運用
認証取得活動スケジュール
経営者の意思決定後、推進チームを作り、表のスケジュールで認証取得を目指します。
テクノソフトの支援手法、メリット
(支援手法) | ||
・ | 貴社と協力してシステムを構築します。 | |
・ | 貴社で活動されている、安全衛生活動、ISO14001の活動(取得されている場合)、及びその手順との整合性を十分に検討して、効率的なシステム運用ができるよう支援します。 |
(メリット) | ||
・ | 経験豊富なコンサルタントが、規格の要求事項を判りやすく解説し、現在の活動に基づいて規格要求事項に適合する最適な労働安全衛生マネジメントシステムの構築をお手伝いいたします。 | |
・ | 弊社が長年培ってきたマネジメントシステムに関する知識とツールを活用して、効率的にシステム構築を進めて参ります。 |
【4】OHSAS18001からISO45001へ移行される企業様へ
(支援手法) | ||
・ | 貴社の現行OHSAS 18001並びに移行にあたってのご要望に応じて、個別に移行支援プログラムを提案いたします。 |
(メリット) | ||
・ | 経験豊富なコンサルタントが、OHSAS 18001のマネジメントシステムとの共通点と相違点を判りやすく解説し、貴社の課題をお聞きして安全衛生パフォーマンスの改善を目指す労働安全衛生マネジメントシステムへの移行をお手伝いいたします。 | |
・ | 弊社が長年培ってきたマネジメントシステムに関する知識とツールを活用して、効率的にシステム構築を進めて参ります。 |