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ISOの統合

1.企業経営に役立つISOマネジメントシステムの統合

ISOマネジメントシステム規格は、日本で普及し始めて10年以上が経過し、企業の管理システムの基準として認められてきました。すでに9万社以上が認証取得しており、2つ以上のISOマネジメントシステムを企業の経営に活用している会社も数多くあります。

会社の業務は、本来経営層から始まるマネジメントシステムによって一つの流れで管理されているはずです。会社の業務に対して、例えば品質から、環境からというように個別にマネジメントシステムを作り、それぞれの区分で管理しようとすることから、経営に役立たない、会社の業務とは別物になっているなどの問題、課題が生じます。また、複数のマネジメントシステムは、個別の運用でムダ、ムリが生じます。

統合とは、そのような複数のマネジメントシステムを一元化し、企業のマネジメントシステムへ一本化しようとするものです。その目指すところは、企業の経営上の多様な問題点・リスクを総合的に抽出し、それを改善できる仕組みを作りだすことにあります。

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2.統合マネジメントシステムのすすめ

(1)複数のマネジメントシステムを独立して運用することの問題点

ISO9001ISO14001を個別に運用していて以下のようなことを感じていませんか?

  1. 管理体制(組織、責任権限、等)が複数あり、錯綜している。1つの部署に複数の指揮命令系統がある。
  2. 文書体系が複数あり煩雑だ。記録も重複しているものがある。
  3. 内部監査、外部審査の回数が多い。
  4. マネジメントシステム間で一部矛盾が生じている(一方を追求すると他方が犠牲になるような両立しえない関係がある)。
  5. 経営に役に立つISOになっていない、利益に貢献していない。
  6. ISOを維持していくための費用負担が大きい。

(2)マネジメントシステムを統合することの利点

  1. マネジメントシステムの重複を解消し、会社・組織のマネジメントシステムに一本化できる。
    a) 管理体制の統一化・最適化:指揮命令系統を一元化し、多角的かつ迅速な判断を実現する。
    b) ルール・文書、記録:管理項目のスリム化により、会社・組織の業務と一体化する(日常活動化する)。
  2. 目標管理の仕組みを統合して、会社・組織全体の事業計画に連動し、経営上の重点課題と現場の活動を一体化して、企業体質の強化につなげる。
  3. 業務全体から様々な問題・リスクを見える化し、経営上のより重要なポイントに焦点をあて、継続的に改善できる仕組みにする。
  4. 経営判断/決定のための一元化した情報が得られる。
  5. 内部監査の有効化、工数低減になる。
  6. 外部審査機関による審査工数が減り、維持費用の節減になる。
    (統合審査 最大20%削減、統合の程度により審査工数は異なります)

(3)統合マネジメントシステムの程度(複合-統合)

統合マネジメントシステムの基準は、統合の対象とするISOマネジメントシステムの規格要求事項を総合したものです。

しかし、統合の程度は、企業の考え方、取組み方により、いわゆる「複合」からより一元化された「統合」まで、システムの構成に幅があります。従って、マネジメントシステムを統合することの利点はその統合の程度(複合→統合)に応じて異なります。(次項参照)

3.ISOマネジメントシステム複合・統合の方法

(1)統合の考え方

個々のマネジメントシステムのタイトル(品質、環境、など)をできるだけ意識しないような、企業の目的を達成するための一体化したシステムの構築を目指します。また、これまでの運用からの問題点、改善点を踏まえ、企業の目的に合ったシステムにスリム化し、有用度の少ない手順を廃止します。

統合のシステム構成は「ISO9001ISO14001統合例」に示すように、多様です。個々の企業の考え方に合ったシステム構成により、複合・統合に取組みます。

なお、審査では二つ以上の規格を同時に審査されますが、統合審査・複合審査の呼称は審査機関により異なります。

ISO9001-ISO14001統合例

※クリックすると拡大できます。

(2)統合のプログラム

 項 目  内 容
 (1)ISOの考え方を変える  事業運営上の問題は何か、ISOをどうしたいのか、目的を明確にする。

ISOのためのISOから事業経営のためのISOへ

[事業経営のためのマネジメントシステムの理解]

 (2)ISOのシンプル化  企業活動を最も効率的に実施できるシステムを目標に、ISOの棚卸、整理・整頓、ムダ・ムリ取りを行い、業務との一体化を目指す。

[文書・帳票、ルールの見直し、シンプル化]

    ISOの統合  複数のISOマネジメントシステムを統合化し、一元化されたシステムにする。

[システムの統合/複合]

 (3)事業経営のためのISOへ  企業経営の中で、ISOを企業活動全般の改善・レベルアップのための仕組みとする。もう審査を意識しない。

[改善・レベルアップの目標設定、PDCAの見える化]

 

(3)統合のスケジュール例 (コンサルティング事例はこちら

ISO9001とISO14001の統合システムを目的とした一般的なスケジュールは次のようになります。

※クリックすると拡大できます。

**実施項目の内容**

  1. 統合システムの考え方、構成を決定するために、現在のシステム文書を調査し、問題点、検討項目など把握します。
  2. 品質、環境マニュアルは統合を考慮して見直します。マニュアルを一元化する場合は統合マニュアルを作成します。また、その際にも、統合システムの基本的な構成を検討します。
  3. 規定類は、品質、環境の共通規定のサンプルをもとに、現状の見直し、今後の改善点を盛り込み、かつスリム化を旨に改定します。また、利用度の少ないものは廃止を考えます。
  4. 手順書、帳票は、規定類と同様に現状の見直し、今後の改善点を盛り込み、かつスリム化を旨に改定していきます。また,上記同様、利用度の少ないものは廃止を考えます。
  5. 品質目標、環境目的・目標は一元化し、1つの実行計画書で管理できるようにします。
  6. 内部監査員が統合(品質、環境)で監査できるようにレベルアップのための1日セミナーを行います。
  7. 内部監査で、統合システムでの活動状況をチェックします。
  8. マネジメントレビューは品質、環境で同時に実施し、統合システムの構築、運用状況を検討します。同時に、統合システム文書の修正を行います。

 

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