ISO運用強化:(訪問型)ISO9001、14001内部監査員レベルアップ研修事例

認証取得企業の概要

サイト 本社
業種 金属の電着塗装
従業員 約50名
支援機関 1回/年、(2年連続の支援)

1.企業様の状況、ご要望

苦情件数削減が大命題であり、そのために内部監査の有効性を高め、問題点の明確化と改善に繋げたいと考えている。内部監査員のレベルアップ研修では、ISO規格の理解を深めるとともに、監査証拠を収集しそれをしっかりと検証することによって問題点を明らかにする能力を身に着けたい。

2.ご支援内容

(1)ISO9001、14001規格要求事項の理解の深化

教育は、以下の2つの観点で実施しました。

  1. マニュアルに記載の組織運用方法と、現業にて実施している業務との紐づけ(1年目)規格要求事項が現業務ではどのように反映されているかを紐づけしながら理解することを目的として、品質・環境統合マニュアルを用いた解説を行いました。
  2. 規格の意図と、マニュアルに定めた運用ルールの対比(2年目)マネジメントシステムの有効性を高めることを目的として、現行の業務のやり方がベストなのかどうか、疑問を持って振り返ってみることによって、改善点を見出す方法を解説しました。

(2)実践的な不適合指摘演習(1年目、2年目)

演習問題は、お客様の主業務である電着塗装に関する内部監査を想定したものを準備しました。それによって、実践的な不適合の指摘演習が可能となり、グループ討議の場面では、実際の業務の改善ポイントに気づき、議論したグループもありました。

3.お客様の声

研修実施前に比べ、内部監査での指摘件数が倍増しました。指摘内容も、効果的な改善につながる内容が増えてきて、マニュアルや手順書の改訂に至ったり、それによる業務効率の改善などの成果が表れ始めています。
一方で、未だに基礎力の不足や、実践での経験不足などによって、十分な監査証拠を収集することができず、指摘に至らないケースもあり、苦情件数削減を達成するためには、更なる教育によって、効果的な指摘が多く生まれる内部監査を目指したいと考えています。

4.当社担当コンサルタントのコメント

2年に渡り、それぞれ適合性、有効性に焦点を当てた教育を実施しました。規格に対する理解が深まり、指摘件数が倍増したのは成果でしたが、有効性に焦点を当てた研修は難易度も高く、ご苦労された受講者が多かったように思います。
企業様の大命題である苦情件数削減を達成できるよう、企業様とはOJT教育として、実際の現場にて、参加者とともに苦情が発生しうる原因を発見するための模擬監査を第3回目の研修として、計画しています。